皆様、こんにちは。
先日お客様からお問い合わせを頂きました。
縫製ミスがないだろうか
まずは縫製ミスや穴が開いていないかが気になりました。
ごく稀に職人の縫製ミス(ウエルダーミシンの圧着忘れ)で
お尻や股等が部分的に濡れてしまう事があります。(1~3着/5万着くらいの割合※)
※お客様から教えて頂いたカウントです
穴が開いてしまった箇所を特定する方法
またお客様がご使用された際に、どこか引っ掛けてしまった場合も
同様に部分的に濡れてしまいます。
判断方法としてスマホや蛍光灯を生地裏から当てて確認するのが
分かりやすいと思います。
箇所がわかれば、補修も可能です。
ハニカム構造のゲルクッション
ハニカム構造のゲルクッションを愛用されるお客様から、
「雨合羽のお尻の生地が固くなって、裂けた」とお聞きした事が多々ございます。
どの製品は問題なくて、どれが駄目かは私達にはわかりません。
愛用しているクッションがないと駄目なお客様もいらっしゃるかと思いますので、
ご自身の判断でご使用してください。
なぜ固くなったのか
塩化ビニールには硬質と軟質があります。
硬質塩ビの例は塩化ビパイプ、弊社雨合羽は軟質塩化ビニールになります。
生地メーカーが塩化ビニールを軟化させるため可塑剤(かそざい)を
入れています。
詳しいメカニズムはわかりませんが、とあるゲルクッションに座ると、
接触面の生地の可塑剤が抜ける効果があるようです。
最近はカバーをしているゲルクッションもあるとお客様から聞いております。
ここまでは部分的に濡れてしまう事について書きました。
全身が濡れてしまうと思われる原因
ずばり言いますと、汗の可能性が高いです。
私が入社してから数件お問い合わせを頂きましたが、
お電話等で聞いてみますと汗による結露だったとの結論に至りました。
弊社合羽生地は汗も水も通しません
弊社雨合羽は一般的な雨合羽よりも厚い0.25㎜~0.45㎜生地を使用しています。
また生地の耐水厚試験では限界値まで上げても異常なしです。
汗も水も通さないため、気温が高くなれば蒸れて結露してしまいます。
明日更新のブログでは、どんな感じに蒸れるのかを報告します。
気になる方は17時頃チェックをして頂けると嬉しいです。
本日のブログは以上です。お読み頂きありがとうございました。
お電話で詳しく教えて頂く事もございます。